「怖いクラシックコンサート特集」では、9月19日に開催される『怖いクラシックコンサート』にむけて、関連情報をお届けしていきます。今回は、ナクソス・ミュージックライブラリーで展開されている「怖さ」×「クラシック」の2つのコンテンツをご紹介します。「怖さ」にはいろいろな種類があるものです。夏になるとお化け屋敷や肝試しなどが人気なのも、「怖さ」と清涼感は意外と近い存在と言えるからかも知れません。なかなか外に出づらくて夏らしいことができていない、という方も「怖さ」の視点で音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?
音楽で心霊スポットを巡る、「恐怖のクラシック・メドレー」
最初にご紹介するのは、YouTubeで楽しめる音楽の心霊ツアー、「恐怖のクラシック・メドレー」です。学校、森、墓・・・など様々な心霊スポットと音楽を組み合わせることによって、「怖さ」を演出しています。また、『怖いクラシックコンサート』のプログラムにも入っているムソルグスキーの《禿山の一夜》も聴くことができますよ。
【楽曲リスト】
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」:長靴をはいた猫と白い猫(第3幕)
シューベルト:魔王
J.S.バッハ:小フーガ ト短調
オルフ:カルミナ・ブラーナ「おお,運命の女神よ」
グリーグ:「ペールギュント」組曲 山の魔王の宮殿にて
ベートーヴェン:エリーゼのために
モーツァルト:レクイエム「呪われし者どもを罰し」
ムソルグスキー:禿山の一夜
プロコフィエフ:4つの小品「悪魔的暗示」
レスピーギ:ブラジルの印象 第2番[ブタンタン]
プロコフィエフ:バレエ音楽「シンデレラ」組曲第1番:真夜中
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」カタコンブ(ラヴェル編)
メシアン:「鳥のカタログ」第3巻 第5曲[もりふくろう]
ペンデレツキ:ルカ受難曲 めでたし、十字架よ(王の御旗)
ペンデレツキ:ルカ受難曲 キリストの逮捕
(動画概要欄より)
音楽肝試し!?ーー【配信限定】ガチで怖いクラシック ~ヤバさ右肩上がり!もう、今夜はトイレに行けません。
さらに怖さを味わいたい方に、こちらもどうでしょうか?その名も、ちょっとやそっとの怖さじゃない!ナクソス・レーベルのレパートリーの総力を結集した、「ガチで怖い」ホラー・クラシック集です。トラックは、恐怖レベルごとに並んでいて、「音楽の時間に聴いて怖かったクラシック」の代表格ともいうべき「魔王(シューベルト)」がわずかレベル2、あのゾンビに追い回されるような大迫力の「交響曲第11番(ショスタコーヴィチ)」がレベル4とあれば、レベル10のペンデレツキ、レベルMAX(!)のバラダの阿鼻叫喚ぶりが伺えるというもの。恐怖レベルとその作品を照らし合わせながら、自分の挑戦したいところから聞いてみるのも楽しいかも知れません。まるで音楽による “肝試し” のよう!
試聴はこちらから
【収録曲リスト】
1 [恐怖レベル1]ラヴェル:歌劇「子供と魔法」 – 猫の二重唱
2 [恐怖レベル1]J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578
3 [恐怖レベル2]シューベルト:魔王 Op. 1/D.328d
4 [恐怖レベル2]モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 – 呪われし者どもを罰し
5 [恐怖レベル3]ムソルグスキー:展覧会の絵 – 小人(ラヴェル編)
6 [恐怖レベル3]オルフ:カルミナ・ブラーナ – おお、運命の女神よ
7 [恐怖レベル4]ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 Op.103 「1905年」 – 第2楽章(抜粋)
8 [恐怖レベル5]シェーンベルク:心のしげみ Op.20
9 [恐怖レベル6]アルフテル:ダリニアーナ – 記憶の固執(柔らかい時計)
10 [恐怖レベル7]黛敏郎:曼荼羅交響曲 – 第1楽章 金剛界曼荼羅
11 [恐怖レベル8]ロドリゲス:死者の日
12 [恐怖レベル9]ペンデレツキ:ルカ受難曲 – 第1部 – I. めでたし、十字架よ
13 [恐怖レベル10]ペンデレツキ:ウトレーニャ – 第2部 キリストの復活 – I. 福音
14 [恐怖レベルMAX]バラダ:ナレーター・合唱・管弦楽とテープのための交響的悲劇「無」(不可知論者のレクイエム) – 第2部
15 [ギブアップした人に]J.S.バッハ:カンタータ BWV.208 – 羊は安らかに草を食み
猛暑が続く今年の夏はお家で、9月には会場で怖いクラシックをお楽しみくださいね!
<文・ららら♪クラブ編集部>