レ・ヴァン・フランセ
至福のアンサンブルによる最高の音楽の贈り物

©wildundleise. de Georg Thum 2014

<3月6日 東京オペラシティ コンサートホール ほか> 発音原理の異なる楽器が5本……という、室内楽の中でもとりわけ独特なサウンドをもつ木管五重奏。素朴さや透明感が印象的な響きだが、実はそれぞれの楽器の個性が強いがゆえに作曲家にとっては「腕の見せ所」である。
 その木管五重奏にピアノを加えた編成で、長年室内楽ファンに愛されてきたのが、レ・ヴァン・フランセだ。
 フルートのエマニュエル・パユは1992年から長年ベルリン・フィルの首席フルート奏者を務めており、オーボエのフランソワ・ルルーはバイエルン放送交響楽団首席を経てヨーロッパ室内管弦楽団の首席オーボエ奏者である。クラリネットのポール・メイエは1982年のデビュー以来ソリストとして世界各国のオーケストラと共演し、指揮者としても活躍している。とりわけ日本では2010年から2012年まで東京佼成ウィンドオーケストラの指揮者を務めたことで知られている。ホルンのラドヴァン・ヴラトコヴィチは1982年からベルリン放送交響楽団の首席を務め、1990年以降はソリストとしての活動に専念している。フランス式バスーンであるバソンの第一人者として知られるジルベール・オダンはパリ国立歌劇場管弦楽団の首席を務めている。そしてピアニストは室内楽の演奏に定評のあるエリック・ル・サージュ。まさに「オールスター・チーム」である。
 プーランクの《六重奏曲》など、メンバー全員による演奏のみならず、ミヨーの《フルート、クラリネット、オーボエ、ピアノのためのソナタ》やライネッケの《オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲》といった、さらに小編成の作品からも目が離せない。
 卓越した個人技とアンサンブルの妙味を楽しめる貴重な機会である。室内楽ファンのみならず、吹奏楽ファンにもぜひ足を運んでほしい。

<文・住吉亜蘭>

公演名 レ・ヴァン・フランセ
至福のアンサンブルによる最高の音楽の贈り物
日時・会場 ●3月4日(土) 15:00開演(14:15開場)
豊田市コンサートホール

●3月5日(日) 14:00開演(13:00開場)
千葉県文化会館

●3月6日(月) 19:00開演(18:20開場)
東京オペラシティ コンサートホール

●3月7日(火) 19:00開演(18:15開場)
文京シビックホール

●3月9日(木) 19:00開演(18:30開場) ※完売
箕面市立メイプルホール

●3月11日(土) 15:00開演(14:15開場)
神奈川県立音楽堂

●3月12日(日) 14:00開演(13:30開場)
三鷹市芸術文化センター

出演 [フルート]エマニュエル・パユ
[オーボエ]フランソワ・ルルー
[クラリネット]ポール・メイエ
[ホルン]ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
[バソン]ジルベール・オダン
[ピアノ]エリック・ル・サージュ
プログラム ライネッケ:オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲 イ短調 Op.188
テュイレ:六重奏曲
タンギー:六重奏曲(委嘱新作/日本初演)
ミヨー:フルート、クラリネット、オーボエ、ピアノのためのソナタ Op.47
プーランク:六重奏曲
お問い合わせ ジャパン・アーツぴあ
TEL:0570-00-1212(10:00~16:00)

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