千住真理子フェスティヴァル ~リサイタルで巡る”春夏秋冬”~ Vol.1《春》 スプリング・ソナタ

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 <5月11日 神奈川・ミューザ川崎>少女期から現在にいたるまで、そのたぐいまれな才能と人気で日本のヴァイオリン界を牽引してきた千住真理子によるリサイタルシリーズ。「リサイタルで巡る“春夏秋冬”」と題したこのシリーズ第1弾のメインは「春」といえばこの曲、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番、通称「スプリング・ソナタ」である。
 「スプリング」という副題はベートーヴェンによるものではなく後世の人が名付けたものではあるが、澄み切った穏やかな空気を想起させる冒頭の旋律、躍動感あふれるフレーズなど、作品のどこをとっても爽やかであたたかい春のイメージにぴったり合致する。この作品を書いた当時、ベートーヴェンはウィーンで一流のピアニスト兼作曲家として名声をあげていた一方、その後の失聴につながる深刻な難聴に悩まされてもいた。絶望的な状況の中で、これほどまでに幸福感に満ちた作品を生み出した精神力の強靭さ。まさに楽聖の名にふさわしいエピソードである。
 その他、ランゲの《花の歌》、メンデルスゾーンの《春の歌》、中田章の《早春譜》にいたるまで春爛漫のプログラムで、ファンにはたまらない春の日の午後となりそうだ。
 パートナーを務めるのは作曲家とピアニストの両方で活躍の場を広げる山中惇史。若き日のベートーヴェンを彷彿とさせるプロフィールにコンサートへの期待が膨らむ。
(文・尾崎羽奈)

公演名 千住真理子フェスティヴァル
~リサイタルで巡る”春夏秋冬”~ Vol.1《春》 スプリング・ソナタ
日時 2021年5月11日(火) 13:30開演
会場 ミューザ川崎 シンフォニーホール
出演 [ヴァイオリン]千住真理子
[ピアノ]山中惇史
プログラム J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
ヘンデル:ラルゴ
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番より アンダンテ・グラツィオーソ~トルコ行進曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調「春」
メンデルスゾーン:春の歌
モーツァルト:春への憧れ
ランゲ:花の歌
リスト:愛の夢 第3番
フォーレ:夢のあとに
ドヴォルザーク:ユモレスク
中田章(山下康介編):早春賦
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
チケット 指定席4公演セット券 14,400円
舞台後方席4公演セット券 7,200円
1回券 全席指定 4,800円
1回券 舞台後方席 2,500円
お問い合わせ 神奈川芸術協会
TEL:045-453-5080

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