服部百音 ヴァイオリン・リサイタル

●このコンサートは終了しました。

<12月14日 東京・サントリーホール ブルーローズ>
 わずか10歳でのリピンスキ・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール優勝を皮切りに数々の国際コンクールで優勝を重ね、国内外で研鑽を積みながら着実にキャリアを積み重ねている服部百音。今後の活躍が期待されるヴァイオリニストである。
彼女のリサイタルが12月にサントリーホールのブルーローズにて開催される。さまざまにヴァイオリンの魅力を伝える7つの名曲が選りすぐられているプログラムには、気鋭のヴァイオリニストらしくヴィルトゥオーゾ・ピース(超絶技巧を駆使した曲)がずらりと並ぶが、ひときわ注目すべきはフランクのヴァイオリンソナタである。
 楽器の王・ピアノに対して、楽器の女王と呼ばれるヴァイオリン。この二つの楽器が互角にわたり合い、緻密なアンサンブルを聴かせるヴァイオリンソナタは旋律楽器(この場合はヴァイオリン)が主でピアノを従とするヴィルトゥオーゾ・ピースとはその内容の深さにおいて一線を画す。あまたの傑作が存在する中で、フランクのソナタは押しも押されもせぬ最高傑作である。この作品は名ヴァイオリニストとして、そして6曲の無伴奏ヴァイオリンソナタとともに現在にもその名を残すウッジューヌ・イザイの結婚祝いのために書かれた。稀代のヴァイオリニストのために書かれたゆえの演奏効果はもちろんのこと、人生の起伏を思い起こさせるような深い情感に満ちていて、一度聴いたら忘れられないほど人々の心を激しくつかむ作品である。
 服部は今回この作品に初めて挑戦するという。パートナーをつとめるのは国内外の一流演奏家たちから絶大な信頼を得る江口玲。ベテランのサポートのもと、21歳を迎えたばかりのミューズがこのソナタから美しくまばゆい光を引き出してくれることを大いに期待したい。(文・尾崎羽奈)

日時 2020年12月14日(月) 19:00開演(18:00開場)
会場 サントリーホール ブルーローズ
出演 服部百音(ヴァイオリン) 江口玲(ピアノ)
演目 ショスタコーヴィチ:10の前奏曲(24の前奏曲 作品34より)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:アレトゥーザの泉
チャイコフスキー:憂鬱なセレナード
サン=サーンス:ハバネラ
シマノフスキ:ノクターンとタランテラ
ラヴェル:ツィガーヌ
料金 全席指定:¥5,500 (税込)
お問い合わせ チケットスペース
TEL:03-3234-9999

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