このところ、音楽の楽しみ方にも様々なバリエーションができてきました。気ままに海外旅行に行けない今、Google Arts & Cultureをお供に、オンラインで世界の音楽スポットを巡ってみませんか? 初回は、本日10月2日からポーランドのワルシャワで開催予定だったショパン・コンクールにちなんで、「ショパン研究所」を訪ねてみましょう。
Google Arts & Cultureでできること
Google Arts & Cultureで、「音楽」の展示を探してみましょう。
世界中のありとあらゆるカルチャーを検索できるGoogle Arts & Cultureでは、美術だけでなく、音楽もオンライン展示されているってご存知ですか?
Google Arts & Cultureへはこちら
Google Arts & Cultureトップページ
画面上の検索アイコンを開いて検索ワードを「music」と入力すると、世界各国の博物館、オーケストラ、音楽学校のオンライン公開している「トピック」や「コレクション」「ストーリー」などのエキシビションが音付きで「展示」されます。
それでは試しに検索ワードを「chopin」と入力してみましょう。画像のように、ショパンに関連するコレクションを公開している各国の博物館のパネルが表示されたら、お好みのパネルをクリックしてアクセスしてみてください。
ショパン研究所へアクセス
今回お薦めしたいのは、ポーランドにある「The Fryderyk Chopin Institute」(ショパン研究所)のオンライン展示です。
「The Fryderyk Chopin Institute」(ショパン研究所)のGoogle Arts & Cultureのページ
ショパンの生涯、書簡、作品解説(1840年代製作のプレイエル・ピアノによるストリーミング音源付き)をバーチャル観覧することができます。

例えば、練習曲で有名な「黒鍵」の演奏も、自筆譜を閲覧しながら視聴できます。
《練習曲Op.10-5》”黒鍵”の音源付きページ
また、ショパン国際ピアノ・コンクールの歴史(コンクール開催の経緯、各回の優勝者たちのポートレートなど)を詳しく知ることができるコレクションもオンライン公開されています。
新型コロナウィルスの影響で、2021年まで延期となったショパン国際ピアノ・コンクール。

開催を楽しみに待ちつつ、Google Arts & Cultureのコレクションでショパンに親しむのはいかがでしょうか?
ぜひお試しください。
ワルシャワの「ワジェンキ公園」内のショパンの像
(text: 武谷あい子)
最後に、ららら♪クラブの動画から、ショパン作品のご紹介。小林愛実さんの演奏で、《夜想曲第20番 嬰ハ短調》(遺作)です。小林さんは2015年の第17回ショパン国際ピアノコンクールに出場し、日本人最高位となる10人のファイナリスト入りを果たしました。