ミュンヘン・フィルハ一モニー管弦楽団

<12月1日~ サントリーホール>
精力的な活動を続けているゲルギ工フが、ミュンヘン・フィルハ一モニー管弦楽団の首席指揮者に就任すると発表されたのは、2013年のこと。その組み合わせに、「ええっ?」と驚いた音楽ファンの方も多かったのではないだろうか。1893年にカイム管弦楽団として創設されたミュンヘン・フィル( 1928年に改称)は、ブルックナーの第9番の原典版を初演したハウゼッガーをはじめ、ケンべ、チェリビダッケ、レヴァイン、ティーレマン、マゼールといった錚々たる顔ぶれが指揮者を務めた名門である。
今回の来日公演は、ブルックナーの第9番やマーラーの第1番「巨人」など、ドイツ・オーストリア音楽の王道を往く名曲が並んでいるのが特徴だ。ゲルギ工フは、2015年に首席指揮者に就任するや否や、早速、レコーディングに乗り出し、ブルックナーに関しては、作曲者ゆかりのリンツのザンクト・フロリアン修道院でもライヴ録音(第4番はガスタイクで収録)を行うなど、気になる動きを見せている。
ミュンヘン・フィルといえば、フルトヴェングラーやヨッフムの指揮者デビューの相手役を務めてブルックナーを演奏した楽団である。また、マーラーやワルターとの関係の深さ(第4番、第8番、「大地の歌」を初演)をアピールすべきなのかもしれない。しかし、留まるところを知らないエネルギーをぶつけてくるゲルギ工フによるブルックナーやマーラーは、予定調和には終わらない何かが生み出されることだろう。渾身の情熱で、聴衆の心を揺さぶる演奏を期待したい。ユジャ・ワンがソリストを務めるブラームスとプロコフィエフも楽しみである。(文・満津岡信育 音楽評論家)

日時・会場 12月1日(土) 18:00
12月2日(日) 14:00
サントリーホール 大ホール
※地方公演あり
料金 <サントリーホール公演>
S¥33,000 A¥29,000 B¥25,000
C¥19,000 D¥14,000(税込)
※未就学児の入場不可。
出演 オーケストラ: ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ワレリー・ゲルギエフ
ピアノ: ユジャ・ワン
曲目 ○12月1日(土) 公演
ブラームス: ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83
マーラー: 交響曲第1番 ニ長調「巨人」
○12月2日(日)公演
プロコフィエフ: ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26
ブルックナー: 交響曲第9番 ニ短調
問い合わせ <サントリーホール公演>
カジモト・イープラス
TEL:0570-06-9960
地方公演 ○11月27日(火) 19:00 福岡/アクロス福岡 シンフォニーホール
問:アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112
○11月28日(水) 18:45 名古屋/愛知県芸術劇場コンサートホール
問:東海テレビチケットセンター 052-951-9104
○11月29日(木) 19:00 大阪/フェスティバルホール
問:フェスティバルチケットセンター 06-6231-2221
(大阪国際フェスティバル)

詳細リンク

http://www.kajimotomusic.com/jp/concert/k=685/

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